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犬と楽しく暮らせる家

ペットと暮らす住宅
家を建ててから犬を飼う方がたくさんいます。
賃貸では無理だった念願の犬との、なんとも楽しい生活が始まるわけです。
でも暮らしてみて初めて分かる、数々の困り事。
「犬が滑る床」「臭いの問題」「飛毛」「トイレの場所」などなど。
「最初から分かっていれば、こうしたのに」と思っている方が何とも多いことか。そんな方々をつくらないために、何とかしたいと考えました。

そこでオリエント建設では、動物を飼っていて「ここ、何とかならないだろうか?」、そのストレスの解消のお手伝いができたらと考えております。
また、新築時から家族である動物達に配慮をした家造りを、ご提案できればと考えます。
それは犬とストレスなく、暮らしを楽しむための「器」です。
 

 
犬と楽しく暮らすために、どんな家がいいんだろう?
犬を飼ううえで注意したい点は、「犬の健康に配慮している」「掃除が楽(飛毛やシミ)」「汚れにくい」「臭いがこもらない」「排泄、食事、寝場所の場所が確保されている」でしょうか。犬は飼い主や家族のそばに一緒にいたいので、機能だけでなく人間が心地よく感じる環境づくりも重要です。

しかしなにより、犬の健康を最優先に考えていたいと思います。物を言えない彼らが健やかに生きていくために、いい環境を与えてあげたいと思うのは飼い主さんならば皆同じはず。大切な家族である犬と一緒の、楽しい暮らしをこれから始めませんか?
 
床選び
壁選び
犬の足洗い場
犬のお風呂
犬の食事・水の場所
犬のトイレ
犬の寝場所
便利な仕様アレコレ
 


まず床は、どんなのがいいんだろう?
 
床は犬が直接触れる部分なので、一番重要な要素です。できれば自然素材を用いたいですね。滑ることが犬の足腰に悪く、ストレスもたまるので、滑らない素材が理想的です。さらに犬は吐きやすい動物です。拭き掃除のし易さも考えましょう。
素材により、音の問題、汚れ、傷、掃除のし易さ、金額が違います。それぞれのライフスタイルに合わせた選び方をしましょう。
コルクタイル
メリット
カチャカチャという爪の音が気にならない(防音)。水に強い。掃除が楽。コルクのクッション性が犬の足腰に優しい。
注意点
コーティングされるワックスは避けて、蜜ロウワックスの使用が望ましい。厚さが必要(8mm以上?)。爪の傷が付きやすい。シミが付きやすい。
タイル(テラコッタのような素焼きのもの)
メリット
掃除が楽。滑りにくいので犬の足腰に優しい。夏はヒンヤリ感があるので犬には嬉しいかも。
注意点
高価である。ワックス加工されていないものを選んだほうがいい。少々爪の音がする。石の上に暮らすのはくつろげないと感じる方には不向き。
無垢フローリング
メリット
掃除が楽。住む人にも足触りがいい。温かみがある。少々の傷も味のウチに見える。補修が出来る。
注意点
傷がつきやすいでの、堅めの樹種を選んだ方がいい。シミが付きやすい。
木質系フロアー
メリット
比較的安価。掃除が楽。マンションのフロアーにすると、クッション性と防音性も得られる。
注意点
爪の傷が付きやすい。はがれやすい。滑りやすい。
椰子マット
メリット
犬が歩きやすい。天然素材で家族にも優しい。
注意点
掃除がしにくい。毛がなかなか取れない。シミがふき取れない。
カーペット
メリット
安価。滑らない。毛が目立ちにくい
注意点
不衛生になりやすい。掃除がしにくい。タイルカーペットなら部分的に洗浄・交換が可能。
ツーバイ材
メリット
安価。掃除が楽。
注意点
爪の傷が付きやすい。滑りやすい。
クッションフロア
メリット
安価。掃除が楽。 汚れを落としやすい。傷つきにくい。
注意点
はがれやすい。寿命が短い。

壁は、どんなのがいいんだろう?
 
 
玄関の壁は特に汚れやすい場所です。雨の日のお散歩から帰ってきたときなどに、犬が壁により掛かったりしたら濡れてしまうからです。
部屋の壁は、大型犬ならば腰壁を貼ることをお薦めします。小型犬なら汚れはそんなに気にしなくて良いかも知れません。ただ、ワンちゃんによってはひっかく子がいるかも。
さらに臭いを吸ってくれる壁材もあります。組み合わせて使うのがいいでしょう。
木貼
メリット
強度がある。補修がしやすい。掃除がしやすい。
注意点
腰壁に使うといい。
塗り壁
メリット
デザイン的に優れている。調湿効果がある。素材を選ぶと消臭効果も得られる。
注意点
腰壁より上の使用がいい。拭き掃除がしにくい。
タイル
メリット
掃除が楽。住む人にも足触りがいい。温かみがある。少々の傷も味のウチに見える。補修が出来る。
注意点
掃除がしやすい。汚れが付きにくい。素材を選ぶと調湿効果も得られる。
色々な種類があるので、適材適所に使うと効果的。
紙クロス
メリット
汚れたら塗り直すことが出来る。
注意点
紙なので拭き掃除が出来ない。シミが付く。
エクステリア
北海道の場合、外に水栓を付けても冬場は凍結して使用できなくなります。まぁ、雪の上を歩くのであれば、さほど汚れない事になりますが。夏場だけの使用と割り切りましょう。

玄関
汚れた足で浴室まで行くのは、大型犬ならば大変です。玄関先で足をキレイにしてあげたいですね。お湯は絶対に出るようにしておきましょう。夏以外は北海道では洗う人の方が辛くなります。
望ましいのは、家族が使う玄関ではなく勝手口のような場所に足洗い場があるというもの。リードや濡れたカッパも干せる場所もつくりたいですね。
お風呂もそこで兼ねたい場合は、深めにつくっておく必要があります。
市販の商品もありますが、わが家仕様の大きさと使いやすさを考えてつくると良いでしょう。

犬の足洗い場
今ではユニットバスにも、犬を洗う機能がついている物が出てきました。リードを付けるフックがついていたり、手元でのシャワースイッチがついている程度ですが・・・。
家族のお風呂場で洗う事を想定するなら、手元のシャワースイッチはどれにも付けられるので、普通のお風呂のままで十分だと思います。
お風呂はリビングとは別の階につけない方がいいですね。
長毛種の場合、乾かす場所も必要でが、犬の大きさにより広さや台の有無が違ってきます。

犬のお風呂
食事は、ずっとそこにいるわけではありませんし、マテの時のヨダレ以外は汚したりしないのでどこでもいいと思います。ただ、排泄場所からは離れた場所で。
水の場所は、いつもいる場所(たとえばリビング)から近い所に決めましょう。水を取り替えることを考えるとキッチンに近いところが良いと思います。
犬は水を飲むときにこぼすので、床がカビたりシミが付いたりしないように、なにかガードする物が必要です。
ビニールマットを置いてあるお宅が多いようですが、珪藻土レンガを並べた上に水を置いてあげると、こぼした水もすっと吸ってくれるし、犬の足腰に負担のかからない高さになるのでお薦めです。

犬のお風呂
家でさせるようにしつけておくと飼い主も犬も楽です。天気の悪い時、犬の体調が悪い時などに外に出なくて済むからです。
道外ではデッキにトイレを作っている例を見ますが、北海道では冬は雪に埋もれてしまいます。そうなると家の中で場所を考えてあげなくてはなりません。
常に見えていては来客もいい気はしません。見えない場所で、掃除がしやすく、常に清潔が保てる場所を考えましょう。

犬のお風呂
犬は飼い主のそばにいたがります。ですからいつも飼い主の姿が確認できるリビングなどに「居場所」をつくってあげるのが良いですね。
市販のケージは見た目にちょっと・・・と言う方に、部屋の雰囲気を損なわない「犬の部屋付き」の造作家具がお薦めです。他の家具と色や素材を合わせたり、さらに空いている上段に別な機能を持たせたりする事も出来ます。

犬のお風呂
・コンセント
子犬の時はなんでもかじるのが普通です。コンセントから出たコードをかじって、あわや感電!という事故も多数あります。そんな心配から開放されるために、コンセントの位置を腰のあたりにする事をご提案します。これは犬の安全だけでなく、使う人間も腰をかがめたりしなくても良いので大変楽な配慮です。
・玄関フック
外出から帰ってきて玄関の鍵を探すときなど、あると大変便利なのがリードをかける「フック」です。お散歩から帰ってきたときも、犬をちょっと待たせておくのにも重宝します。
室内でも、犬嫌いの来客があった場合、飛び出し防止のためなど活躍します。既存のお宅にも簡単に付けることが出来るので、お問い合わせ下さい。

・掃除のしやすい造作家具
掃除機の入らない隙間にほど、なぜか毛がたまるもの。ほおっておくと臭いやダニの原因になります。そんなストレスがないのが、掃除機をサッと奥までかけられるような家具だと思いました。そのためにキャビネットやリビングボードに足を付け「足高」にします。
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